研究室公開
OPEN LABORATORY
次世代情報通信システムとデバイス
通信工学コース
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02
伊藤(彰)・能勢研究室 音でつながる人と機械
豊かなコミュニケーションのための音声・画像情報処理技術
マンガや映画の世界と同様に、将来私たちの身近にある機械やロボットには人間と音声でコミュニケーションする機能が必須となるでしょう。今回はこれらの実現に必要な最先端の音声認識・合成技術とそれらを利用した音声対話システムの展示を行います。これ以外にも、音声合成+Live2Dによる研究室紹介風ノベルゲーム、まるで本物の人に近いフォトリアリスティック発話動画像生成技術、名探偵コナンのようなボイスチェンジャー技術、カラオケでの熱唱度の採点技術など盛りだくさんな内容でお待ちしています!
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02
大町・宮崎研究室 人とコンピュータが共存する社会へ
人と共存する画像処理技術をご紹介します
人間にとって視覚的に得られる情報は非常に重要であり、私たちは様々な視覚情報を当たり前のように処理しています。しかしコンピュータにとってそれは容易なことではありません。人間のように文字や画像を精密に認識・理解できるコンピュータの開発を目指して私たちは研究を進めています。展示では画像中のテキストをコンピュータが認識し、さらに消去するシステムを紹介します。画像中のテキストは個人情報や場所の特定につながる情報を含むことが多く、消去することでプライバシーの保護を実現できます。
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02
陳・今野研究室 最先端の電波応用を支えるアンテナ伝搬技術
電磁波による無線電力伝送・無線通信・物体可視化のデモを行います.
スマートフォンやWi-Fi,電子レンジ,テレビ,GPSがない世界を想像できるでしょうか?現在では欠かせないこれらのテクノロジーを陰で支えるアンテナと電磁波が我々の研究対象です.RFIDタグやウェアラブルアンテナなどのアンテナ設計や,無線電力伝送,電磁波による物体の可視化などを研究しています.当日は,様々な機器への無線電力伝送,スマートフォンの通信で用いられる電磁波の周波数測定,電磁波による衣服下の液体の可視化などのデモを行います.五感では捉えることのできない電磁波の存在をぜひ感じてください.
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02
(松浦)・松田研究室 量子情報処理の進化を支えるフォトニクス
光を操るシリコンチップ!?
超スマート社会の実現に向け私たちが取り組む光量子コンピューティングについて紹介します。量子コンピュータのチップを展示するとともに、その基盤となるシリコンフォトニクス技術や、量子コンピュータの活用例についても紹介します。
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02
西山研究室 新しい通信システムを目指して
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06
松浦研究室 痛くない!? レーザ治療
パネル展示と歯科用レーザ治療器のデモを行います
私たちの研究室では、レーザ光線を治療したい患部まで導くための特殊な光ファイバの研究をしています。今回の展示では、光ファイバを製作している実験室を公開し、所属学生がパネルを用いて研究内容の説明を行います。また、日常では触れることができない本物の歯科用レーザ治療器を用いて、実際にレーザ医療の体験をしていただきます。
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06
吉澤研究室 体に優しい超音波治療
簡単なデモ実験を通じて治療用超音波のパワーを実感していただきます
超音波は,医療分野で心臓の動きを撮ったり血の流れを調べたりする目的など,広く使われています.最近では,超音波のエネルギーを患部に集めてがんなどを治療することにも用いられるようになりました.全く切開することなく患部を治療することができるので,体に優しく超高齢化社会のニーズに応える治療方法として注目されています.展示では,デモ用の実験を通して治療用超音波の効果を実感していただきます.
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07
尾辻・佐藤(昭)・林研究室 テラヘルツが切り拓く未来
テラヘルツ波が作る未来像をパネル展示でご紹介します.
尾辻・佐藤(昭)・林研究室は東北大学電気通信研究所に属する研究室です。光と電波の中間の性質を持つ「ミリ波・テラヘルツ波帯電磁波」の技術開拓・実用化を目指して、本領域で動作する新しい電子デバイスを創出し、それらを情報通信・計測システムへ応用するための研究をおこなっています。展示では、各研究のテーマや研究室での生活などについて、学生が直接紹介します。
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07
(本間)・グリーブス研究室 インターネットを支える磁気ストレージ技術
世界のデータをすべて記録! 情報ストレージ
情報ストレージ技術は、私たち社会の全てのデータを記録し蓄積する重要な技術で、ビッグデータや人工知能(AI)、ソーシャルネットワークを発展させた基盤です。その中心となっているのが当研究所で発明された垂直磁気記録技術で、パソコンからHDDレコーダ、クラウドデータセンターまで幅広く大容量の情報を蓄積します。当研究室では垂直磁気記録を更に発展させ、より大容量の情報を記録できる技術を研究しています。磁気記録の仕組みや次世代の記録方式、大容量ストレージシステムをご覧になれます。皆様のご来場をお待ちしています
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07
末松研究室 ワイヤレスネットワークの未来へようこそ
宇宙とスマートフォンがつながる!! 近未来の無線通信ネットワーク
スマートフォンはすでに私たちの生活に欠かせない存在になっています。でも、皆さんはスマートフォンがどのような仕組みで会話やメールができるか知っていますか? まず、スマートフォンがつながる仕組みを分かりやすく説明します。そして、携帯電話と通信衛星が直接通信を行い,1時間に数百万人が同時に簡単なメールを送ることができる衛星通信システムや,誰にでも簡単に設置できてスマートフォンでインターネットを利用できる衛星通信用小型地球局など、最先端の研究開発についてご紹介します。
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07
羽生・夏井・鬼沢研究室 人工知能で人間のようなコンピュータを体験
「脳型LSI」ってなんだろう?
私たちが普段使っているスマートフォンやパソコンは、LSI(集積回路)によって動作するコンピュータです。現在のコンピュータは非常に便利なものになりましたが、人間のようにモノを見て「理解」や「判断」をすることが難しいです。「脳型LSI」は、人工知能をコンピュータに組み込んだ新しいLSIです。人工知能を組み込むことで、コンピュータ世界(ゲームのような仮想の世界)から実世界で役に立つ LSIとなります。私たちは、LSIの新しい可能性を研究開発しています。
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07
廣岡・葛西研究室 3つのMulti技術による次世代光通信
3つのMulti技術を用いた次世代光通信
光ファイバ通信は超高速大容量インターネットを支える基盤技術として今日の情報社会を支えています。その一方で、2030年に予想されているエクサビット時代(エクサ=10の18乗)の到来に向け、光通信技術には飛躍的な高度化が求められています。本展示では、多値コヒーレント通信技術、マルチコアファイバ技術、マルチモード制御技術の3つのMulti技術を中心に、光ファイバ通信の先端研究の一端をご紹介します。
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07
本間研究室 ハッカーからシステムを守れ
最新のセキュリティコンピューティング技術
「暗号」と聞くとどんなイメージでしょうか.もしかするとスパイや戦争の映画にでてくる非日常の世界を想像されるかもしれません.実は,暗号はもはや皆さんの日常生活に欠かせない技術です.スイカのようなICカードやスマートフォンを安全に使えるのも暗号技術のおかげです.一方で,世界では暗号解読をめぐる攻防が日々繰り広げられています.当研究室では,その攻防の最前線で,暗号を使ってより安全なコンピュータを実現するための研究に取り組んでいます.ここでは,最先端の暗号技術に関する研究の一端をご紹介します.